競馬業界で抱えている問題
エージェントの存在

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エージェント

エージェント制度に見え隠れする八百長疑惑

今回はエージェントに焦点を当てよう。
日本の競馬業界は岡部幸雄騎手が新聞記者をエージェントにして以降、確実にそのシステムを根付かせていった。
騎手は昔は直接調教師等から騎乗依頼を受けており、複数の依頼があった場合にはそのどちらかを断る必要があったわけだ。
しかもその人間関係と言うのが今後の自分の騎乗依頼を左右する為、精神的には良いといえる環境ではなかっただろう。
そんな状態では騎乗に集中する事も出来なくなる時もあるだろうし、複数の依頼があった時に生ずる人間関係を他の人に任せてしまえばその負担を大きく減らす事が出来る、そういう考えが出てくるのは自然な流れだ。
実際に海外でもこのエージェント制というのは存在している。
そしてここ日本でもエージェント制の導入が広がっていったわけだが、それは専門職という形ではなく、新聞記者に依頼するという事は変わらなかった。
そこから専門職としていく人間もいたわけだが、完全にそうなっていないという現状もある。

ここで何が問題になるかというと、日本の競馬のエージェントは新聞記者が多いという点だ。
確かに新聞記者は調教師との関係も密接で依頼するにはもってこいの存在だ。
だがそれはあくまで騎手から見た上での事であり、馬券を買う側としてはどうだろうか。
競馬の予想をする上で競馬新聞を参考にしている人は多いだろう。
そしてその印をつけている人間は騎手の騎乗依頼を受けている人間、依頼のあった馬に対して人気を打ったりする事が可能なわけだ。
競馬はレース結果が重要ではあるが、前走の人気だったりというのもまた予想のポイントになる。
そしてそれ以上に、エージェントとして依頼を受けれるのは3人と減量騎手1人の4人までと決まってはいるが、そこに何らかの情報操作が入ってもおかしくない状況であると言えるわけだ。
複数の騎手と契約出来るという事は、エージェントの采配一つでレース結果をある程度操作出来てしまう事、これが行われれば八百長と言えるだろうし、少なくともそれが可能な状況にはあるという事だ。
あくまでレースは騎手と馬が行うものだが、そこに情報操作があったとすれば、馬券を買う側にとってのメリットというのはおそらくはないだろう。

競馬におけるエージェント制、これが今後どう変わっていくかはわからないが、現状では何らかの弊害があってもおかしくない状況であり、だからこそJRAも積極的にエージェントの公開等はしてないという事も考えられる。

エージェントは1鞍で金をもらえ、賞金に対するパーセンテージで収入が発生する為、年間で本業の収入を越える事もあり、1000万円単位で稼いでいる人間もいる。
この事を踏まえれば、公正な競技としてのあり方を考えていく必要がある事がわかっていただけるだろう。

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